出張買取は断れる?家に来てもらう前に知っておくこと

大きな楽器やオーディオは、家まで来てもらうのがいちばん楽です。それでも「来てもらったら断りにくいのでは」と迷う人は多いはず。先に結論を言うと、断って大丈夫です。そのうえで、楽器とオーディオでは法律の扱いが少し違うので、そこだけ押さえておきましょう。

先に結論
  • 査定だけ頼んで、断ってかまいません。 査定を頼まれただけの業者が、それを超えて売るよう勧めることや、断ったあとも勧め続けることは、法律で禁じられています。
  • 楽器は、売ったあとでも、渡された書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。その8日間は品物を渡さずにおくこともできます。
  • オーディオ(ステレオ)とレコードは、クーリング・オフの対象外です。金額を聞いたら、その場では決めずに考える、と決めておきましょう。

出張買取の当日の流れ

楽器の買取屋さんを例にすると、当日はこう進みます。ほかの買取店もおおむね同じです。

  1. 電話かWebで申し込み、来てもらう日時を決める
  2. 査定員が来て、品物の状態・付属品・動くかどうかを見る
  3. 金額が伝えられる
  4. 納得すれば、本人確認書類を見せて契約し、その場で現金を受け取る
  5. 納得しなければ、そのまま帰ってもらう

楽器の買取屋さんとオーディオの買取屋さんは、出張費・査定料はかからず、断ってもキャンセル料はかからないと案内しています(楽器の買取屋さんは、量が多くトラックや人手を手配したあとの直前のキャンセルに限り、料金がかかる場合があるとしています)。

出張買取について法律で決まっていること

業者が家に来て品物を買い取る取引は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。消費者庁の特定商取引法ガイドには、業者に次のことが求められると書かれています。

決まり中身
名乗る勧誘の前に、会社名・買い取りの勧誘であること・買い取る品物の種類を告げる
頼まれていない勧誘をしない査定を頼まれただけなのに、それを超えて勧誘するのは違反
断ったら引き下がる売らないと伝えたあとに、そのまま勧誘を続けたり、あとで改めて勧誘したりしてはいけない
書面を渡す品物・金額・支払い・引き渡しの時期や方法、クーリング・オフなどを書いた書面を渡す
嘘・脅しをしない事実と違うことを言う、大事なことを隠す、威圧して困らせるのは禁止

売ったあとで考え直したくなったら、書面を受け取った日から数えて8日以内なら、書面か電子メールなどで契約をやめられます(クーリング・オフ)。その間は、品物を渡すのを断ることもできます。

オーディオとレコードはクーリング・オフがない

訪問購入の決まりには、対象から外れる品物があります。消費者庁が示している具体例(PDF)には、次のようなものが並んでいます。

  • 大きな家電(例に「ステレオ」「テレビ」などがある)
  • 家具、本
  • レコード、CD、DVD、ブルーレイ、ゲームソフト
  • 自動車(二輪を除く)

楽器はこの中に入っていません。 一方で、アンプやスピーカーのようなオーディオ機器やレコードを出張で売ったときは、あとからクーリング・オフで取り消すことができません。

また、引っ越しで家を出るときに自分から業者を呼んだ場合も、一部の決まりを除いて対象外になります。

オーディオやレコードを出張で見てもらうときは、「今日は金額を聞くだけ」と決めてから当日を迎えるのがいちばんの備えです。

当日、上手に断るには

言い方は短くてかまいません。

  • 「今日は金額だけ伺って、家族と相談してから決めます」
  • 「頼んだもの以外は売るつもりはありません」

買い取ってほしいと頼んでいない品物(貴金属など)を「ほかにありませんか」と探されたら、頼んだもの以外は見せなくていいと伝えましょう。査定を頼まれた範囲を超えて勧誘することは、先ほどの決まりで禁じられています。

一人暮らしの親の家で頼むときは、家族のだれかが同席すると安心です。

当日までに用意しておくもの

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)
  • 付属品(ケース、電源アダプター、リモコン、説明書、元箱)
  • 置いてある場所と、運び出す道(階段・エレベーター)の確認
  • どこまで売るかを家族で決めておく

付属品がないと、そのぶん金額が下がることがあります。電源アダプターがないと動くか確かめられず、買い取ってもらえないこともあります。

困ったときの相談先

強引に買い取られた、書面をもらえなかった、クーリング・オフを受け付けてもらえない、というときは、消費者ホットライン 188(いやや)に電話すると、近くの消費生活センターにつながります。

出張を頼むなら

楽器なら、楽器の買取屋さんがいちばん頼みやすい窓口です。ギター・管楽器・ドラム・電子楽器まで楽器を専門に扱い、全国に出張し、出張・査定・運び出しは無料。電話は24時間受け付けています。家に来てもらう前に、LINEに写真を送って概算を聞くこともできます。

楽器の買取屋さんに無料査定を申し込む

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アンプ・スピーカーなどのオーディオなら、オーディオの買取屋さんです。東京・神奈川・千葉・埼玉は当日の出張(最短30分)に対応し、大きなスピーカーの運び出しも任せられます。ほかの地域は集荷に来てもらう宅配で、送料・手数料はかかりません。

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公式サイトの申込みページへ

ほかの品物も一緒に手放すときや、北海道・沖縄・四国などにお住まいのときは、頼み先ナビで品物と地域を選ぶと、合う買取店がわかります。

よくある質問

Q. 査定に来てもらったら、売らないといけませんか? A. 売らなくてかまいません。紹介している買取店は、いずれも査定料とキャンセル料は無料と案内しています。

Q. 家に人を上げたくありません。 A. 宅配買取なら、箱に詰めて送るだけで済みます。楽器の買取屋さんの宅配は、住民票の写し(発行から3か月以内の原本)が必要です。バイセルや福ちゃんは宅配キットを送ってくれます。

Q. クーリング・オフはどうやって伝えますか? A. 書面を受け取った日から8日以内に、書面(はがき等)か、電子メールなどで業者に伝えます。消費者庁は、書面なら特定記録郵便・書留・内容証明郵便などで送る、メールなら送ったメールを保存しておく、というように記録を残すことを勧めています。